この美術協会の前身は昭和23年、戦前にこの地に疎開してきた画家複戸庄衛氏が提唱し、共に疎開してきた画家達の賛同をうけ設立された常北美術協会です。旧太田町役場大会議室を会場にして毎年展覧会を開催し、半世紀に亘り当地域の美術文化の発展向上に大きな役割を果たしてきました。私もこの常北美術協会の員として諸先輩方と共に活動に携わってきましたが、平成16年の大合併による新市誕生を契機として常北美術協会は発展的に解消し、常陸太田市美術協会へと引き継がれました。設立時の会員数は25名でしたが現在は日本画、洋画、デザイン、彫刻、写真5部門で50名までに増加し、会員の活動も全国規模の美術展、県展、グループ展などに出品をして活躍を見せており、当協会も県内有数の美術団体として認められるようになってまいりました。非常に嬉しく喜ぱしい限りです。